山より高く登っていく

九州にて山に登っています。

山に登り人に出会って感動する

英彦山登山

友人から「御嶽山噴火してるけど大丈夫だった?」

とメールが来ました。

私が登山をするので、もしやと思ったのでしょう。

うん、登山はするけど御嶽山には行ってなかったんだ。

だから、大丈夫。

と、返しました。

でも、せめて平日か雨かもしくは両方だったら、人的被害はもう少し少なかったと思います。

こっちの都合なんて山は考えてくれません。

でも、登山をする身としては「もし自分だったら・・・」と考えずにはいられません。

一分でも早く一人でも多くの人が救助されることを祈っています。

 

 

先日福岡県の英彦山に登ってきました。

3000mに満たないし、比較的危険な個所もないので気楽に構えていたら

寝坊しました。

登るか否か迷いましたが、最短コースを行けばなんとかなるだろうと

急いで準備をしてレッツゴーです。

 

今回のコース。青の線です。(「九州百名山地図帳」山と渓谷社

f:id:kujumiyano:20140930151356p:plain

銅鳥居→表参道コース→中岳→表参道コース→銅鳥居

と、往路復路同じです。

 

遅めの10:25に出発です。

f:id:kujumiyano:20140930152424j:plain

進んでいくと

f:id:kujumiyano:20140930152646j:plain

とてもいい雰囲気の中、石段を登っていきます。

f:id:kujumiyano:20140930152841j:plain

見たまんま。 

表参道です。

まだ石段を登ります。

 

f:id:kujumiyano:20140930153127j:plain

英彦山神宮に着きました。

鳥居をくぐって登っていきます。

私は石段が苦手です。

舗装されていてわかりやすいのはいいのですが

自分の歩幅に合わないので、非常にリズムが取りにくいからです。

と、いうわけで今回は早々にバテています。

何のためらいもなく休憩し、己の体力のなさを憐れみます。

冷たい水が本当においしいです。

死相を浮かべて、ただひたすら自分の足元だけを見て登ります。

上を見てはいけません。

まだこんなにあるんか、と萎えます。

目の前の一歩を歩むことが頂上につながります。

 

息切れをしている以外特に問題もなく12:15に頂上に着きました。

迷うようなところもなく、鎖場も鎖を使わずに登れました。

晴れていたので非常に気持ちがよかったです。

f:id:kujumiyano:20140930153918j:plain

朽ち果てていて読めない。

中岳は1188mです。

 

f:id:kujumiyano:20140930154208j:plain

いや、晴れていたんですよ。

でも、写真を撮るときに急に雲が・・・

 

さて、 今回の登山の最大の目的、頂上でカップラーメンを食べる、です。

あ、写真を撮るのを忘れました。

よほどウキウキしていたのでしょう。

ガスをセットし、お湯を沸かします。

しかし、風が強く火が消えてしまいました。

それからは何度つけてもうまくいきません。

しかたなく若干ぬるめのお湯を注ぎます。

ドキドキ。

他の登山者の目を気にすることなく、食します。

 

んまい。

 

あぁ、重い思いをして水を運んできた甲斐がありました。

冷たい風が余計にカップラーメンをおいしくしてくれます。

癒される。

長らくの願いが叶って満足です。

 

12:45に下山開始です。

往路と同じなので特に迷うこともなく、いやあった。

案内板通りに行ったら通ってない道に出て、先もなかったので早々に引き返して

登山道に戻りました。

登りだと見えなかった案内に逆に惑わされるってあります。

 

下山は膝の負担に気をつけながら慎重に歩きます。

勢いに乗って早足で下りたら、足が悲鳴を上げることになります。

 

無事に英彦山神宮に着きました。

ひゃっほい!

参拝客がいます。

その中で山ファッションは目立ちます。

気にしません。

お参りをしておみくじを引きます。

「吉」

でしたが、内容は「長い間の苦しみが去り、次第に栄えゆく運。安心してことに当たるべし」とありました。

励まされます。

 

そして、またあの石段を下ります。

長い・・・・

14:40下山完了です。

 

天気も良くて気持ちのいい山行でした。

翌日の筋肉痛さえなければもっとよかったのに・・・!