芙蓉の人
昔の人の登山って大変だったろうな。
だって、登山靴も今ほど軽くて丈夫じゃないし、防寒着も軽くて暖かくない。
携行食も軽くてカロリーが高かったわけじゃないし、レインウェアも性能はよくなかっただろう。
そう漠然と想像していたのだが、NHKドラマ「芙蓉の人」を観て、「大変どころではない」と認識を改めました。
明治で厳冬期の富士山に登る。
今でも完全装備をしても危険が付きまとうものなのに、あの装備で登ったの?!と驚きながら観ていました。
いや、そうだろう。それが普通だったのだから。
汗を吸収してすぐに乾くウェアなんてない。
アミノバイタルもない。
それが普通。もちろんケータイなんてない。
映像としてその事実を確認するほど、「すごい」という陳腐な言葉しか出てきません。
まさに命がけ。
そんなことを再発見しながら次が楽しみです。
千代子の決意に「おし、行くんだ!応援する!」とよくわからない立場で観ています。