山より高く登っていく

九州にて山に登っています。

山に登り人に出会って感動する

古処山登山

2012年9月21日 晴れのちくもり

こんなはずではなかった。

宝満山の反省(道を間違える)を踏まえ、慎重に行ったのに・・・

なぜ?!

なぜ、ルートを間違える?!

あほか私!!

帰りのルートになぜ行ってしまう?!

地図も持ってコンパスもあったのに?!

ちょっと浮かれ過ぎだよね。

しかも、途中登山道から外れるし・・・

危なすぎるよ!!

おかしいだろ、あの登り。

斜面をそのまま正面から登ったら、そりゃきついよ。

(下りで確認したら、ちゃんと道しるべの赤テープがあった)

しかし、人が通っていた痕跡のようなものはどこにも見当たらない・・・

登るしかない。

木が生い茂って、単調な景色。

奪われていく体力。

 

もうやだ・・・

 

お決まりのネガティブモード発動。

ということで、休憩。

 

飽きた・・・登るの飽きた・・・しんどい・・・つまらない・・・

 

最初のわくわく感なんてとうに消滅。

それでもやめなかったのは、せっかくここまで来たのに頂上に行かずに下りれるか!

という意地だけ。

これ、一歩間違えると遭難です。

おかしいと思いながらも進み、引き返せばいいのにせっかく来たのにと登り続ける。

まぁ、登山道を大きく外れていなくて、結局戻れたからよかったんですけどね。

 

景色の変化もなく、下を向きただ黙々と歩く。

岩場だ。

あぁ・・・岩場だ。

よじ登る。

土が柔らかく、足を取られ尻もちをつき、30cmほど滑る。

もし、友人と一緒だったら、笑ったり、恥じらったりという流れである。

しかし、一人である。

焦ったのち、何事もなかったかのようにまた歩く。

 

孤独だ。

 

頂上に着いた。

あまり景色が見られない。

とにかく頂上だ。

うん、よし。

少しの達成感とともに、早々に下山する。