山より高く登っていく

九州にて山に登っています。

山に登り人に出会って感動する

宝満山3回目~登山~

2013年5月1日 晴れ

どれだけ好きなんだ宝満山。

すんごくしんどいけど、やっぱりそれが「登山」っていう感じで好きなんだ。

 

今回は往復同じルートで行きます。

登山した後に、大宰府天満宮にお参りをするのでそのために時間短縮です。

 

久しぶりの登山です。

登山道入り口を観た瞬間、「わぁー!」と嬉しくなりました。

あの木々たちの出迎えは、私を癒してくれます。

ここに来れば、何度でも私は生き返れます。

 

3度目ということで、精神的にも余裕があります。

五合目あたりまで順調に進みました。

そこで山の仙人達に会いました。

見た目古希ですが、山人は山と同化してくるから年齢不詳になっていきます。

人間年齢で、おそらくは古希ぐらいだろうと見当をつけました。

とにかく仙人2人が一緒に登ろうと誘ってくれたので、お言葉に甘えました。

1人は、宝満山を70回登ったそうです。

ほら、仙人でしょ?

途中、仙人たちの知り合いに出会います。

その人は、宝満山を20数年かけて5500回登ったそうです。

・・・神?

仙人「昨日見なかったけど、どないしたん?」

神「孫が来てなー」

仙人「そうかー こっちはとうとう入院したと思うたわー」

神「はははー」

仙人ジョークが出ました。

聞いてるこっちはヒヤヒヤです。

やはり、ほぼ毎日登っていると「宝満山仲間」ができるのですね。

 

仙人たちのおかげで無事に登頂できました。

5分ほど休憩したら、仙人たちは早々に下りて行きました。

ここまで連れてきてくれてありがとうございます。

心の中で拝み、ゆっくり休憩です。

今回は、子供たちはいません。

大人たちがビールを飲んでます。

おいしそうだな・・・

カロリーメイトで軽くエネルギーを補給したらいよいよ下山です。

 

戸惑うことがあった

登山を始めるときに、まず買ったものは

靴とザックの2点だけです。

服はユニクロの発汗素材のもの。

靴下も厚手のもので特に登山用というわけではなく。

雨具はセパレートタイプのもの。これも登山用というわけではなく。

ハットはマダム達愛用のカジュアルなものを。

ポールはなし。

 

1000m以下の山ということ、初夏ということで上のような装備になりました。

結果的にこれでよかったと思っています。

最低限、靴さえちゃんとしたものであれば大丈夫です。

 

まだ、登山を続けるかどうかわからない状態で、全て買いそろえる勇気はありませんでした・・・

 

正直、何を準備すればよいのかわかりませんでした。

ネットで検索しても「○○のコレがいい」などが多く、

結局何を買えばいいのだろう・・・と謎は深まるばかりでした。

決してどこのメーカーを選べばいいのか、ということではありません。

本当に基本的なことで、

靴は買った方がいいのか、ザックはカジュアルなものでも大丈夫か、服装はどこまで登山用にすればいいのか、雨具は?ハットは?必要?

と、どこまで買いそろえればいいのかわかりませんでした。

もちろん、全て買いそろえたほうがいいのでしょう。

万全な準備に越したことはありません。

山で快適に過ごしたければ金を掛けろ

と誰かが言っていたくらいです。

しかし、そこは初心者。

お金をかけることにためらいを覚えます。

3000m級なら話は別です。

もう四の五の言わず買え!と暴論を吐くでしょう。

 

だから、結局何が言いたいのかというと、

低山ならこれくらいの装備で、とか

3000m級ならこれを選択!みたいな指標が常にショップにあるといいなぁ、って思うわけです。

ネットでもいいですけどね。

もう、すでにあるのかな?

この準備の段階で尻込みして、登山を始めるのを先延ばしにしている人が絶対にいます。

だって、店員さんはいいもの(高いもの)ばかり勧めてくるんだもん・・・

これで引いてしまう人もいると思うんだよなぁ・・・

 

予約を忘れずに

今日はBSプレミアム

「グレートトラバース~百名山一筆踏破~」があります。

しかし、前回の屋久島編をまだ観てない・・・

録画をすると「いつでも観られる」という安心感からか、

ついつい溜めてしまいます。

去年のものがまだ残っていたりします・・・

あっれー?

もう、半年も経つのになぁ。

何にせよ、溜まっていく分かっていても録画はせねばです。

ドラマ

NHK新田次郎の「芙蓉の人」がドラマ化されるんですね。

富士山で気象観測に己を捧げた夫、彼を支える妻の物語ですね。

夫を佐藤隆太、妻を松下奈緒

 

新田次郎の小説は、「富士山頂」「点の記」を読みましたが、「芙蓉の人」はまだ・・・

ということで、ドラマが楽しみです。

しかし、同時間帯にやる「金田一少年」も見たいわけで・・・

これは、どちらかを録画ですね。

 

台風だ

台風がづいています。

風がすごいです。

時折降る雨もすごいです。

こういうとき、登山グッズは非常に役に立ちます。

まずは、ヘッドランプ。

頭に着けるので、両手が空くのが便利です。

雨具。

防水透湿性に優れているものを持っているので、一般のレインコートよりは信頼がおけます。

携行食。

そのまま非常食に。

携帯トイレ。

水が出なくなったときに。

 

しかし、台風が来ないことに越したことはありません。

大きな被害が出ないことを祈ります。

久住山~下山~

下山です。

ガイドさんがいて、他の登山客もいて、今までのような孤独な思いをすることはありません。

私は、下山を気楽に考えていました。

間違ってました。

 

ガラ場が!!怖い!!

下りのガラ場滑りそう!

こけそう!

石をどけてくれ!

 

ずっと心の中で叫んでいました。

私はこのとき初めて思いました。

 

ストックが欲しい・・・

 

なにせグラグラするのでバランスがとりにくい。

あぁ、ストックがあればどんなに楽だろう・・・

しかし、ない。

己の身を信じて歩むしかない。

 

そこで自己空間モード発動。

 

これがテレビだったら、ナレーターとかBGMとかついてんだろうなぁー

この無表情を捕らえて、「さきほどまでの晴れやかな顔はどこへ」とか言ってるんだよ

ははっ

周りに草とか木がないと本当にさみしいな。

オッケー

じゃあ、ここを富士山だと考えようか。

そうすれば、楽しくなるだろう。

・・・ならねぇよ。

なんか心が荒んでいく一方だよ。

だから、下りはしんどいんだよ。

おやおや、登山しているのにネガティブとは。

 

こんな感じでひたすらマインドAとBを会話させてました。

・・・あれ?

ソロで登っているときと同じ・・・?

気にしない気にしない。

 

そんなこんなで、久重登山口に着きました。

な・・・長かった。

今回は、登山後のストレッチ&マッサージで、筋肉痛もひどくありませんでした。

天気にも恵まれ、よかったです。

また、行きたいなぁ。