山より高く登っていく

九州にて山に登っています。

山に登り人に出会って感動する

歩いて宇宙に行くようだ

SWITHCインタビュー達人達(たち)

Eテレ6月28日(土)放送

 

登山家 竹内洋岳×フリーダイバー 篠宮龍三

 

8000m峰14座すべてに登頂した唯一の日本人

水深115mまで酸素ボンベなしで潜るダイバー

 

山と海!

 

お互い自然の中の極限状態を体験している!

 

ということで非常に期待が持てる内容です。

 

しかし、竹内さん。

相変わらず「登山家」っぽくない。

その装い(白の細身のパンツにジャケット姿)は、どこのベンチャー企業の社長ですかって思います。

片や篠宮さん。

うん、海を感じさせる風貌です。

下はサンダルだし。

 

およそ人類が生身では行けないところに行っているだけあって

二人の会話は、ディープで興味深くておもしろかったです。

 

中でも印象に残ったのが、竹内さんの

 

「歩いて宇宙に行くようだ」

 

という言葉です。 

8000mを超える山を酸素ボンベなしで登っていく。

空気は平地の3分の1。

それを苦しいなどの言葉で表現せずに、宇宙に行っているみたいと。

頂上って、空を超えて、宇宙につながっていたのか。

詩を読んでいるみたいだ。

 

他には

「人間である自分がそこにいるのがあまりに不自然」

(8000m越えの頂上の感想)があります。

また

「超高所の世界は敵意しかない」

これは、最初自分が自然に対して抱いているのかな、と思いました。

しかし、そこは登頂を「制覇」と言わない竹内さんです。

自然がかよわき人間に向けてくる「敵意」だそうです。

優しさなんて感じることはない、ともおっしゃっております。

私たちって人間以外の生物でも植物でも「やさしさ」を、無意識に感じているんだろうなぁ。

 

片や篠宮さんは深く潜るほど

「海の愛」を感じるそうです(細かな言葉はたぶん違った)

酸素も太陽の光もない世界で、そんな穏やかな心境になれるのが不思議なものです。

 

私は、この対談で篠宮さんをはじめて知りました。

まさしく海が似合う方ですね。

笑顔なんて素敵です。

 

この対談は、消さずに残しておきます。

(大体の録画番組はソッコーで消しますが)