山より高く登っていく

九州にて山に登っています。

山に登り人に出会って感動する

はじめに

私が登山をやろうと思ったきっかけは、オーストラリアのブルーマウンテンズだった。

その時住んでいた、シェアハウスの住人に誘われてお正月に行った。

正直あまり乗り気ではなかったけど、せっかく誘ってくれたんだからと。

しかし、これが素晴らしかった。

感動だった。

景色もそうだが、何よりものすごいきつい階段を上った後に吹いてきた風に感動した。

しんどかったのに、その風を感じた瞬間に疲れが吹き飛んだ。

気持ちよかった。

この風を感じられるなら、生きてもいいと思った。

それくらい私の人生のすべてを持っていかれた。

それから、登山のことで頭がいっぱいになった。

もう一度あの風を感じたい。

これが自分の進むべき道だと思った。

しかし、登山関係の仕事に就くのは容易ではないと知っていた。

なにせ初心者だ。

だから、当分は趣味でやっていこうと思った。

 

帰国してから、近場の山に登った。

福岡の宝満山。

めちゃくちゃしんどかった。

初心者だから登り方も下手で降り方も下手で

休憩の取り方もわからない。

そんな無謀ともいえる初の本格的な登山。

下山がしんどくて、泣きそうになったけど

平地に着いたととたん、無事に帰れたことの安堵と

爽快感と達成感で満ち足りた。

 

山に登ろう

 

純粋にそう思った。

そう思ったから、やはり登山関係の仕事をしたいと思った。

 

しかし、現実はそう簡単にうまくいかず

登山とは何も関係のない仕事をした。

 

今は、その仕事をやめて登山に向き合っている。

それは登ることだけじゃなくて、登山周辺の環境をも指す。

つまり、どうやったらもっと登山を楽しくみんなが登れるだろうかということ。

遭難事故、環境破壊

多くの人の努力と知恵で、登山の環境はよくなっている。

これは間違いない。

それでも、まだだ。

遭難したら

「ほら、危ない。やめとけばよかったのに。人に迷惑をかけて」

といわれるのではなく

「無事に帰ってきたね」

といわれるようにしたい。

 

登山の素晴らしさと感動を私は多くの人に伝えたい。

そのために、私は動いていく。

 

と、まぁざっくりと「はじめに」を書きました。