英彦山登山
友人から「御嶽山噴火してるけど大丈夫だった?」
とメールが来ました。
私が登山をするので、もしやと思ったのでしょう。
うん、登山はするけど御嶽山には行ってなかったんだ。
だから、大丈夫。
と、返しました。
でも、せめて平日か雨かもしくは両方だったら、人的被害はもう少し少なかったと思います。
こっちの都合なんて山は考えてくれません。
でも、登山をする身としては「もし自分だったら・・・」と考えずにはいられません。
一分でも早く一人でも多くの人が救助されることを祈っています。
先日福岡県の英彦山に登ってきました。
3000mに満たないし、比較的危険な個所もないので気楽に構えていたら
寝坊しました。
登るか否か迷いましたが、最短コースを行けばなんとかなるだろうと
急いで準備をしてレッツゴーです。
今回のコース。青の線です。(「九州百名山地図帳」山と渓谷社)
銅鳥居→表参道コース→中岳→表参道コース→銅鳥居
と、往路復路同じです。
遅めの10:25に出発です。
進んでいくと
とてもいい雰囲気の中、石段を登っていきます。
見たまんま。
表参道です。
まだ石段を登ります。
英彦山神宮に着きました。
鳥居をくぐって登っていきます。
私は石段が苦手です。
舗装されていてわかりやすいのはいいのですが
自分の歩幅に合わないので、非常にリズムが取りにくいからです。
と、いうわけで今回は早々にバテています。
何のためらいもなく休憩し、己の体力のなさを憐れみます。
冷たい水が本当においしいです。
死相を浮かべて、ただひたすら自分の足元だけを見て登ります。
上を見てはいけません。
まだこんなにあるんか、と萎えます。
目の前の一歩を歩むことが頂上につながります。
息切れをしている以外特に問題もなく12:15に頂上に着きました。
迷うようなところもなく、鎖場も鎖を使わずに登れました。
晴れていたので非常に気持ちがよかったです。
朽ち果てていて読めない。
中岳は1188mです。
いや、晴れていたんですよ。
でも、写真を撮るときに急に雲が・・・
さて、 今回の登山の最大の目的、頂上でカップラーメンを食べる、です。
あ、写真を撮るのを忘れました。
よほどウキウキしていたのでしょう。
ガスをセットし、お湯を沸かします。
しかし、風が強く火が消えてしまいました。
それからは何度つけてもうまくいきません。
しかたなく若干ぬるめのお湯を注ぎます。
ドキドキ。
他の登山者の目を気にすることなく、食します。
んまい。
あぁ、重い思いをして水を運んできた甲斐がありました。
冷たい風が余計にカップラーメンをおいしくしてくれます。
癒される。
長らくの願いが叶って満足です。
12:45に下山開始です。
往路と同じなので特に迷うこともなく、いやあった。
案内板通りに行ったら通ってない道に出て、先もなかったので早々に引き返して
登山道に戻りました。
登りだと見えなかった案内に逆に惑わされるってあります。
下山は膝の負担に気をつけながら慎重に歩きます。
勢いに乗って早足で下りたら、足が悲鳴を上げることになります。
無事に英彦山神宮に着きました。
ひゃっほい!
参拝客がいます。
その中で山ファッションは目立ちます。
気にしません。
お参りをしておみくじを引きます。
「吉」
でしたが、内容は「長い間の苦しみが去り、次第に栄えゆく運。安心してことに当たるべし」とありました。
励まされます。
そして、またあの石段を下ります。
長い・・・・
14:40下山完了です。
天気も良くて気持ちのいい山行でした。
翌日の筋肉痛さえなければもっとよかったのに・・・!
山に行く準備はできている
ねじりきな粉とチップスターを買ってきて部屋の隅に置きます。
夜食用ではなくて、登山用です。
いつでも山へ行けるように!!
以前は、前日に準備をしていたのですが、そうなるとバタバタしますし、というかめんどくさくなって行くのやめるか、ってことになってました。
ということで、いつでも行けるように携行食だけは完備です。
今は「しょっぱい代表」としてチップスター(コンソメ)です。
前はプチのコンソメでした。
ポテトチップスはコンソメが好きなんです。
私の周りではうすしおがダントツの人気ですけど。
ポテトチップスに炭酸飲料は最高ですね。
あれ、登山から離れてる・・・?
目の前のやることから現実逃避してこれを書いています。
あぁ、登山したい・・・
小岱山登山2回目
1回目のレポートを書いていませんが、2回目を先日行ってきましたので、こちらから。
やっと晴れたー!と意気揚々と登山へ。
ただ、突発的だったので近くの登りやすい山へ。
今回は、丸山キャンプ場から観音岳コース、筒ヶ岳、長助金毘羅まで行ったら往路と同じ道を下るというものです。
出発8:15
川の水が流れる音を聞きながらビジターセンターの横を通って行くと登山道に入ります。
トイレもあるので、事前に済ませておくといいです。
標識もありここで迷うことはないでしょう。
ひたすら登ります。
しかし、体がなまっていたせいですぐに息が上がります。
汗も滝のように出てきます。
せっかく持ってきた水もぬるくなっております。
もっと氷をいれておくべきだった!!!
なんせ30℃近くあります。
そりゃ汗もだらだら出てきますよ。
8:45 観音岳に着く
広いのでゆったり過ごせます。
とんぼが多かったなぁ。
水分補給をして筒ヶ岳を目指します。
標識もありますし、登山道も整備されているので迷う心配はありません。
ただ、虫が多いのには閉口してしまいます。
低山ゆえ仕方ないのですが、ハチっぽい大きい虫が耳の近くを飛ぶと「ひいっ!」と逃げたくなります。
9:10 筒ヶ岳着
曇りで何も見えません。
晴れたら見晴らしがいいんですけどねぇ・・・
9:30 長助金毘羅 着
休憩しながら淡々と登りました。
ときどき思います。
なんで登ってんだ?って。
しんどいし。景色奇麗じゃないし。暑いし。
それでも登ってる。
たぶん答えなんかないと思います。
登っちゃったんだから仕方ない。
ってことでしょう。
10:10 筒ヶ岳着。
タオルで汗を拭いても拭いても間に合いません。
本当に暑い。
10:30 観音岳着。
ここで休んでいたら、山岳会に勧誘されました。
入りたいとは思うが、正直行きたいときに行きたい山に登りたい、という超マイペース。
お金をかけずに人を増やしたいなら、フェイスブックをやったらいいんじゃないかな。
ツイッターでもいいし。
と、アドバイスをする余裕もなく早々にその場を離れ登山道に戻ります。
めっちゃトイレ行きたい。
11:20 丸山キャンプ場 着
トイレに駆け込む。
こういうとき、トイレがあるというのは本当にありがたいです。
自分の体力のなさをまた痛感した山行でした。
天は味方をしてくれない
天気が不安定で全く登山できていません。
平地で晴れていても、山には雲がかかっています。
さらには、雨が降らなくても雷が怖くて登れずにいます。
準備だけしてある登山グッズたちが
「いつ行くのー?!もう行けるよー!」
と無邪気に待っています。
す、すまぬ・・・
今週も行けそうにない・・・
行けそうにないからつい携行食を食べてしまったり。
きなこねじり棒おいしいんだよ。
これじゃないけどこんな感じのやつ。
これ、きなこ・・・?
抹茶味に砂糖がかかってる?
まぁ、こんな感じのきなこねじり棒が登山のときにはエネルギー補給として大活躍です。
1個分のカロリーが高いので少ない量を食べればOKです。
問題点は軽くないということです。
登山仲間の方に教えてもらいました。
ありがとう!
山に登るーーー!!
芙蓉の人
昔の人の登山って大変だったろうな。
だって、登山靴も今ほど軽くて丈夫じゃないし、防寒着も軽くて暖かくない。
携行食も軽くてカロリーが高かったわけじゃないし、レインウェアも性能はよくなかっただろう。
そう漠然と想像していたのだが、NHKドラマ「芙蓉の人」を観て、「大変どころではない」と認識を改めました。
明治で厳冬期の富士山に登る。
今でも完全装備をしても危険が付きまとうものなのに、あの装備で登ったの?!と驚きながら観ていました。
いや、そうだろう。それが普通だったのだから。
汗を吸収してすぐに乾くウェアなんてない。
アミノバイタルもない。
それが普通。もちろんケータイなんてない。
映像としてその事実を確認するほど、「すごい」という陳腐な言葉しか出てきません。
まさに命がけ。
そんなことを再発見しながら次が楽しみです。
千代子の決意に「おし、行くんだ!応援する!」とよくわからない立場で観ています。
世界遺産としての富士山
荻上チキのsession22 7月30日の放送
「このままだと、世界遺産登録取り消しの可能性も!野口建さんと考える富士山の環境保全」がテーマでした。
ポッドキャストはこちら。1週間限定なので、8月6日(水)までは聴けます。1時間ほどあります。
http://podcast.tbsradio.jp/ss954/files/20140730main.mp3
まず最初に語られたのが富士山は世界文化遺産として登録されたのであって、世界自然遺産としてではないということ。
2003年から世界自然遺産として登録を目指すも断念。その理由が定義に当てはまらないからです。具体的には、そこにしかない生態系・唯一の価値です。富士山は別に固有の生態系があるわけではありません。富士山は日本一高い山ですが、世界一ではありません。形もきれいですが、富士山と同じような形は他にもあります。よって、自然遺産としての登録は断念せざるを得ませんでした。
しかし、世界遺産をあきらめるにはいけない。そこで文化遺産としての登録です。文化の方は定義は「ふんわり」しています。野口氏いわく「文化遺産は文系で、自然遺産は理系」だとのこと。おもしろい解釈です。定義がふんわりしているがゆえに「誤魔化しがきく」ともおっしゃってます。誤魔化しと切りますか。
念願かなって世界文化遺産に登録された富士山。ここで注意したいのは評価されたのは江戸時代の日本人と富士山の関係であって、今の日本人と富士山の関係ではないということです。・・・そうだったのか。霊峰として畏敬の念を抱いて登っていた時期です。今のレジャー感覚ではありません。さらにいえば、登録するにあたって宿題も出されています。2016年2月1日までに保全状況報告書を提出しなければなりません。これについては日本経済新聞が記事にしています。
世界遺産は期限付き? 富士山に課された2年の宿題 :日本経済新聞
ここで頭を悩ますのが入山者規制。現時点での山小屋の収容能力とトイレの処理能力を考えるとひと夏に受け入れるべき人数は20数万人。現在入山者は30数万人です。10万人減らさなくてはいけないわけです。これに反対なのが地元です。特に山梨の。山梨は富士山目的の観光客に期待しています。それが減ったらどうなりますか。自分たちの収入が減ります。これでは何のために世界遺産になったのかわかりません。
では、富士山の環境保全と地元の人たちの収入をどうやって両立したらいいのか。ここで提案されているのが登山鉄道です。アルプスの旅行番組でみるあの鉄道です。富士山にはスバルラインがあるので、それに線路を敷く。すると、当然入山者は電車に乗れる人しか来ません。まずは、入山者数の規制を達成です。しかし、それでは観光客が減るだけです。もう一度考えると、登山鉄道ということは冬でも動いているというわけです。冬になると5合目まで道路は閉ざされます。マイカーで来ることはできません。ところが登山鉄道になると冬でも5合目に来ることができます。野口氏は「冬の富士山はきれいだ」とおっしゃっており、新たな富士山の魅力を楽しむことができるようになります。ということは、冬にも観光客が来るというわけです。夏と冬で分散されます。これで問題解決!!と思われたのですが、そこには課題が。費用です。さくっと用意できる額ではないことが想像できます。でも、スイスのアイガー北壁に鉄道通したよりは費用かからないよ、と野口氏はおしゃってます。・・・そうなのか・・・な?いずれにせよ、期待がもてます。真剣に検討する価値はあると思います。それとももう検討してる?
最後に野口氏から富士山を登るだけではなく景色として楽しむことも提案されました。うん、富士山きれいよ。富士山だけに焦点を当てるのではなく、周辺にも目を向けていくことが必要になっていくのだと思いました。
ラジオではこの他にも入山料・不法投棄・日本人の世界遺産好き・山梨と静岡の温度差についても言及しております。山梨で育ったものとしては、山梨の切実な現状に胸が痛くなります。富士山にすがるしかないのか・・・
富士山・世界遺産の雑学としても楽しめました。
宝満山3回目~下山~
往復同じルートだからといって易しかったかというそそうではなく。
登りがきつい分、下りもきついです。
足の置き場がわからない。
いちいち確認してからでないと、下りられません。
スタスタ下りようとすると、膝にものすごい負担がかかります。
ビギナーは、かっこよさを求めてはいけないようです。
もういつものごとく牛歩で進むしかありません。
けがしてしまったら元も子もありませんからね。
そんなトロトロと行く私の後ろで軽く渋滞。
うぅ・・・すみません。
追い越すことも難しい場所だと止まって
先にどうぞ
ができないので余計に申し訳なく思います。
それでも後ろの人が気になるので、ペースを上げたりしてしまいます。
長くは続きませんでしたけど。
負担をかけないようにしても、久しぶりの登山です。
足が軽く痙攣してきました。
休んでマッサージしたら治まってほっとしました。
それからはますます牛歩で下りました。
後ろの人は気にしません。
追い越してくれ!という思いを背中で伝えたからか、みなさんスタスタ下りていきます。
置いていかれるようで、少しさみしくありました・・・
大きなけがもなく、無事に下山できました。
友人の教員採用試験合格祈願です。
お守りも買いました。
絵馬も書きました。
恋人かっ!!
ここまで全力で祈願したおかげで、友人は見事合格しました。
よかった。
私に感謝するんだ。
お参りをしたら、梅が枝餅を食べ、あまおういちご大福を食しました。
え?
これが本当の目的だったんじゃないかって?
はははは。
さっ。おなかも満たされたから、帰りますか!
さようなら、宝満山。
次の日は、案の定筋肉痛になりました。