山より高く登っていく

九州にて山に登っています。

山に登り人に出会って感動する

宝満山~下山~

下山です。

キャンプセンターへ行き、そこから女道に行く途中に鎖場があります。

初めての鎖場です。

どうやって下りたらいいのかわからない。

ためらっていると、おじさんが

「たいしたことないんだよ」

とスルスルと下りて行きました。

いやいや。

たいしたことあるからびびっているのですよ。

しかし、ここで立ち往生していては邪魔です。

意を決して恐る恐る下りる。

ポイントは腕を伸ばすこと。

不格好ながらも下りられました。

そして、安心したのか道を間違えます。

なぜか、行者道ではなく、カモシカ旧道を目指してしまい、大谷屋根道に入ってしまいました。

カモシカには行かない」

と念じていたのが、いつの間にか

カモシカに行く」に変わってしまったようです。

こうやって人は道に迷い遭難するのでしょう。

幸いにも地図を持っていたので、パニックにならずどう行けばいいのか判断することができました。

・・・よかった。

しかし、マイナーな登山道なので誰とも会うことはありませんでした。

ちょっとした音にびくっと反応してしまいます。

心細いことこの上ない。

カモシカ旧道に入り、なんとか鳥追峠に出ます。

マイナーとはいえ案内がたくさん出ていたので迷わずに済みました。

川を渡ったり、プチがけ崩れを木の根っこをつかみながら歩いたり、となかなかのアドベンチャーでした。

 

しかし、これまで1人です。

さらに、ずっと同じ景色です。

つまらない。

おもしろくない。

早く帰りたい。

山に登っているのにネガティブになっています。

しかも、太ももが痛い。

早くも筋肉痛。

山の洗礼です。

なんと恐ろしい。

(ただの運動不足なのに、ネガティブな思考は山を悪者にします)

 

そんな邪気をまとっていると、突如視界が開けました。

まさか、これは!

はやる気持ちを抑えず、今までの牛歩を人間の徒歩にし進みます。

間違いない!

境内に続くアスファルトに出ました!

その瞬間思わず拍手。

あんなに「おもしろくない。つまらない」と思っていたのに、「楽しかったな」と心底思いました。

そして、自然と「ありがとう」と言葉が出ました。

ありがとう。

無事に下山できました。

足は本当にだるくて、重かったのですが気分はすがすがしかったです。

 

これが登山!

 

帰りの電車の中でまた来ようと思いしばしの休憩。

 

ラーメンも食べて、私の宝満山初登山は終わりました。